RQES RPD TOOL
品質工学会RQES_RPD_TOOLは、品質工学を適用した実験データーからSN比を求める解析支援ツールです。
この説明書は本ソフトウエアをご使用いただくのに必要な内容を含んでおります。
ご一読いただくようにお願いします。
- 開発経緯
- 品質工学会から提供するパラメータ設計解析支援ツールはパラメータ設計に関する基礎的な知識を有し
実践課題に取り組む品質工学会会員を対象としてパラメーター設計のデータ解析ソフトウエアと印刷可能な
ドキュメントデータおよびこのソフトウエアの活用方法の理解を助ける演習支援ツールの提供を行ことになった。
- RQES RPD TOOLの特徴
- 本ソフトウエアは、実験条件を指定すると、SN比の解析に必要なExcelのワークシートを自動的に生成します。
実験条件の設定では、使用する直交表、信号の水準、データーの繰返数、誤差因子とその水準、
標示因子とその水準及び計算するSN比を指定します。
本ソフトウエアは、上記の指定に従ったワークシートの自動生成を行います。
従いまして、計算の過程がすべてExcelシートに埋め込まれておりますので、より掘り下げた解析を
行う際には、Excelシートに埋め込まれた計算式を変更して、目的に応じたきめ細かな解析を行えることが
できます。
- 取り扱い可能な直交表とSN比
- 本ソフトウエアは、次の直交表に基づく実験結果を解析できます。
L4(2^3)、L8(2^7)、L9(3^4)、L12(2^11)、L16(2^15)、L18(2^1*3^7)、L18(6^1*3^6)、
L27(3^13)、L32(2^31)、L36(2^11*3^12)、L36(2^3*3^13)、L54(2^1*3^25)、L64(2^63)、
L81(3^40)、L108(3^49)の直交表が使用できます。
本ソフトウエアで計算できるSN比は以下の通りです。
望小特性、望大特性、望目特性、0望目特性、0点比例、基準点比例、一次式、標準SN比
なお、2008年度研究発表大会で発表されている、エネルギー比型SN比の計算も行うことができます。
エネルギー比型SN比を使用することで、動特性の信号の水準が実験ごとに揃っていなくてもSN比を
比較する事が出来ます。
静特性のSN比についても、データーの数が異なっている場合でもSN比を比較する事が出来ます。
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- 実行環境
- 本ソフトウエアの実行には、Office2010以上のExcelが必要です。
- 本ドキュメントの内容
RQES_RPD TOOL設定画面
ワークシート作成と保存先の指定
- 作成されたワークシートの構成
- ジャンプテーブル
使用直交表
確認実験水準表と利得の確認表
因子水準表
割付表
確認実験の割付表
データー入力表
(静特性、0点比例、基準点比例、一次式、標準SN比)
SN比計算結果
(望小特性、望大特性、望目特性、0望目特性、0点比例、基準点比例、一次式、標準SN比)
要因効果グラフ
要因効果の推定表
分散分析表
入力データーのグラフ
- SN比計算方法
- 静特性
望小特性
望大特性
望目特性
0望目特性
動特性
0点比例
基準点比例
一次式
標準SN比
- 2乗和の分解
0点比例、基準点比例、標準SN比における誤差因子
0点比例、基準点比例、標準SN比における標示因子
0点比例、基準点比例、標準SN比における誤差因子と標示因子
一次式における誤差因子
一次式における標示因子
一次式における誤差因子と標示因子
- サポート情報
- RQES_RPD に関する、ご質問、ご意見は品質工学会事業部会教育・普及委員会普及WG宛に以下の
メールアドレスで お問い合わせください。
info@app.rqes.or.jp
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