RQES RPD TOOLは、入力されたデーターに基づいてSN比を次のように計算する。
静特性
望小特性
望大特性
望目特性
0望目特性
動特性
0点比例
基準点比例
一次式
標準SN比
- 2乗和の分解
0点比例、基準点比例、標準SN比における誤差因子
0点比例、基準点比例、標準SN比における標示因子
0点比例、基準点比例、標準SN比における誤差因子と標示因子
一次式における誤差因子
一次式における標示因子
一次式における誤差因子と標示因子
- 望小特性
- 望小特性の理想出力値は0である。
平均値も平均値のまわりのばらつきも0が理想である。
SN比は、次の式で計算される。
- 望大特性
- 望大特性は、その値をできる限り無限大に近づけることが目標である。
値が大きくなるほど、理想に近づく。
特性値の逆数を望小にしている形である。
SN比は、次の式で計算される。
- 望目特性
- 望目特性は、非負でターゲット値を持つ特性であり、バラツキの評価は
平均値と標準偏差の比で行う。
SN比は、次の式で計算される。
- 0望目特性
- ゼロ望目特性も、ターゲット値を持つ特性であるが、バラツキの評価は望目特性と異なり標準偏差(比ではなく、元の単位でのバラツキ)を使う。
目標値0で正負の値を取る。 SN比は、次の式で計算される。
補足:
望目特性は平均値に対するバラツキの相対評価である。
目標値が0で無い場合でもバラツキの絶対値を評価したい場合はゼロ望目特性を使用する。
- 0点比例
- 入力信号M=0のときの出力がゼロで、出力yが信号Mの比例式y=βMが理想的であるときに用いるSN比である。
- 基準点比例
- ある基準点となる信号M0の標準があり、その点の偏りがゼロになるように基準点を校正した上で、基準点がゼロであるとみなした比例式y-y0=β(M-M0)が理想的であるときに用いるSN比である。
- 一次式
- 信号因子Mと出力値yの関係式が、任意の一次式y=α+βMを仮定した場合のSN比である。
一般的には、技術課題で一次式にあてはまる事例は、エネルギー変換をベースに考えると殆どない。
- 標準SN比
- 理想機能が非線形の場合、標準出力を入力信号としたゼロ点比例式の
SN比を求める。
感度の計算は直交多項式近似にて行っているが、説明は省略する。
- 0点比例、基準点比例、標準SN比における誤差因子
- 0点比例、基準点比例、標準SN比における標示因子
- 0点比例、基準点比例、標準SN比における誤差因子と標示因子
- 一次式における誤差因子
- 一次式における標示因子
- 一次式における誤差因子と標示因子
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